50代女性です。坐骨神経痛で悩んでいます。

50代女性　自営業の方からの質問です。

 

治療院経験有無：1~3回

 

【質問】

 

こんにちは、50代女性です。坐骨神経痛で悩んでいます。
私の坐骨神経痛の具体的な原因について教えていただけますか？
長時間の座り仕事や運動不足が原因でしょうか？
また、診断時に行われる具体的な検査や方法についても知りたいです。

 

坐骨神経痛に対する治療方法や施術内容について教えてください。
特に痛みの軽減にどのような施術が有効なのか知りたいです。
初回の施術後、どのくらいの期間で効果を感じることができるのでしょうか？

 

最後に、坐骨神経痛の治療実績について教えてください。
これまでの患者様の改善例や成功事例があれば参考にしたいです。

 

お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

【回答】

 

質問ありがとうございます。
身体の不調は人によって様々で、原因や施術、効果なども様々で一概には言えませんが、
一般的な話をさせていただきます。
坐骨神経痛は、坐骨神経（腰から足先まで伸びる神経）が圧迫されたり、
刺激を受けたりすることで起こる症状です。

 

 

坐骨神経痛の主な原因

 

〈長時間の座り仕事〉
長時間座っていると、骨盤周囲の筋肉に負担をかけ、神経を圧迫することがあります。
また、骨盤の歪みや姿勢不良が神経への負担を増加させることになります。

 

〈筋力不足や柔軟性が失われる〉
筋力低下により、腰や臀部の筋肉（特に梨状筋）が硬くなり、神経を圧迫しやすくなります。

 

〈椎間板ヘルニア〉
椎間板が変形して突出し、神経を圧迫することが一般的な原因です。

 

〈腰部脊柱管狭窄症〉
腰の神経通路が狭くなり、神経が圧迫されることがあります。

 

〈梨状筋症候群〉
梨状筋というお尻の筋肉が硬くなり、坐骨神経を圧迫することによって痛みが生じる場合があります。

 

〈その他の原因〉
腰部の変形、妊娠、糖尿病、内臓疾患などの疾患が関連している場合もあります。

 

 

全体の流れ

 

1. 問診による症状の確認
痛みの場所、強さ、頻度、持続時間、特定の動作や姿勢での変化、いつから始まったか、
きっかけとなる出来事（運動不足、長時間座る仕事など）があるか。
既往歴の確認
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、過去の腰や脚のトラブルがあるか。
体質や内臓、糖尿病などの病歴。

 

2. 視診・触診
姿勢と動作のチェック
歩き方や身体のバランス、姿勢を観察し、異常がないかを確認。
腰や臀部、脚の筋肉に硬さや張りがないかを触診で確認。
神経圧迫ポイントの特定
押圧による痛みが強くなる部位の特定。

 

3.検査
どの部分が坐骨神経痛の原因になったかを特定します。
SLRテストなど各テストで症状を確認します。
原因が特定されたら、以下のような治療を検討します

 

4.説明
1〜３の結果を説明し、納得してもらった上で施術を行います。

 

5.整体・手技療法
筋肉・筋膜のリリース、関節や骨盤、神経等の調整。

 

6.説明
施術後の説明

 

7.セルフケア指導
普段簡単にできるストレッチ等のセルフケア。

 

8.生活習慣の改善
姿勢改善や定期的な軽い運動の提案。

具体的な検査とその結果に基づき、適切な施術とセルフケアプランを提供します。
効果については重症度や年齢等の条件によって様々ですが、
神経の不調の場合は重症なので、時間がかかることを理解していただきたいです。
痛みの緩和だけでなく、再発予防のための対策も併せて行うことが大切です。

 

 

改善例
脊椎の圧迫骨折で歩くのも困難だった方が、畑仕事や日常の生活に差し支えなく行えるようになった。
手術をしたが痛みが取れない方が、痛みが和らぎ、通常の仕事に復帰した。
手術をした方やけっこう重症の方が多く来院されています。

よろしくお願いします。